今回の農福連携の場所は、米崎町にあるHs farmさんのいちご畑です。
去年に引き続き、継続支援B型事業所の青松館さんとの連携ということで、作業の様子を取材させていただきました。
Hs farmさんの詳しい活動内容はこちらの記事をどうぞ
→https://fcfr-asahi.jp/kyuminyokin_member/677/
Hs farmさんのいちごの収穫も終盤を迎えて、ハウス内は熟したいちごの甘い香りでいっぱいです。
そして入ってすぐに、その広さにとても驚きました。
1棟約40a(アール)あるハウスは、テニスコートでいうと約15面分!広すぎる!!
この広大ないちご畑を、普段はパートさん含め8人で作業しているそう。
収穫の時期は他の作業になかなか取りかかれず大変とのことで、今回の連携先である青松館さんが、いちごがなり終わった後の茎や葉を切る作業を請け負います。
お互いが気持ちよく円滑に作業ができる
Hs farm代表の千葉勝久さんに福祉との農福連携についてお話を伺いました。
「農福連携の就労支援にはとても助かっています。
作業の指示を出すときも、農家と福祉の間に朝日の当たる家のコーディネーターさんが入ってくれて、現場でフォローをしてくれます。
以前は直接やり取りするにあたってトラブルが起きたこともありましたが、おかげさまで今はスムーズに作業を進めることができます。
また、去年も作業をしていて経験ある方や、うちの仕事に合った人を繋いでくれるので、信頼して任せられます。
お互いが気持ちよく作業ができるのは、とても良い環境だと思いますのでこれからも継続していきたいです」
千葉さんは今後、いちごの販路拡大を目指していきたいとのことで、遠方のお客さまにもぜひHs farmの美味しいいちごを味わってほしいですね。期待しています!
丁寧、且つ、迅速な働きっぷり
改めて、今回の作業のことを青松館の利用者さんに詳しくお聞きしました。
収穫されていちごがなり終わった茎や葉っぱの部分を根元から切る。
作業自体は難しくない工程ですが、なんせとてつもなく広い。
Hs farmの千葉さんも、丁寧にやるというよりかはスピード感を持ってやってほしいとのことでした。
実際に近くで作業を拝見させていただきましたが……
先ほどまでここでお話を伺い、別な方の取材をさせていただいていたら
あっという間に3列向こうへ!
早い!早すぎる!!
みなさん黙々と丁寧に切り進んでいました。
青松館のみなさんには作業の休憩中にも、少しお話を聞かせていただきました。
Hs farmのいちごは食べたことがあって、大好きだと語ってくれた利用者さんたち。
ほとんどの方が去年もこの作業を経験していたので、始めに簡単な説明を受けてすんなり進められたそうです。
困っていることもなく、楽しく取り組んでいるようでした。
また青松館のスタッフさんは、急な体調不良や怪我、トラブルを防ぐために、こまめな声掛けをすることを心掛けているようです。取材や写真撮影の時も、間に入りフォローしていただきました。
最後に……
Hs farmさんと青松館さん、そして間に朝日の当たる家が入ることで、密に連携が取れて働きやすい現場になったのだなと感じました。
間もなくいちごも終わってしまいますが、次の旬の時期が今から待ち遠しいです。
Hs farm代表の千葉勝久さん、青松館のみなさん
お忙しい中、取材に丁寧に対応していただきありがとうございました!
取材・文 熊谷美里