産福連携



実績


介護支援専門員等研修会

農福連携で誰も置き去りにしない


今回は、「朝日のあたる家」のコーディネーターであり、「タカタアグリコンソーシアム」の事務局長でもある、鈴木 拓さんが講師をつとめた研修会の様子を紹介いたします。

働きづらさを抱えている方を支援するために

2月21日に陸前高田市地域包括支援センター主催で、介護支援専門員等に向けた研修会が行われました。

内容は、「朝日の当あたる家」の「農福連携」の取り組みを知ることで、働きづらさを抱えて困っている方々のサポートに役立てようというものです。

20人近くの方が参加し、陸前高田市以外では、住田町からの参加もありました。

事前に鈴木さんの活動を知っていた方は、自分たちにもできるかどうか、講演を聞いてみたくて参加したという方もいました。

椿の葉で広がる就労支援の輪

講演では、産業と福祉をつないだ産福連携の中でも、農福連携は今年度岩手県で1位の連携数になっており、陸前高田市で大いに盛り上がっているというお話がありました。

また就労支援では、「バンザイファクトリー」さんが販売する「椿茶」の一次加工である、椿の葉をきれいにする作業が、広がりつつあるようです。

椿の葉の加工では今後、高齢者や障害を抱えている方でも、リハビリがてらに作業が行え、自宅やお友達同士で話語りをしながらできる体制を作っていくなど、作業の様子や連携の仕組みについて、スクリーンに画像を映しながら説明が行われました。

参加者の方々は、真剣なまなざしで講演に耳を傾けていて、メモを取りながら鈴木さんの言葉にうなずいている様子が印象的でした。

ここから広がっていく

講演後は参加者の方から、鈴木さんへ多くの問いかけや感想があり、その内容は福祉だけではなく、「朝日のあたる家」の事業にも関心が集まりました。

「引きこもりの方の最初のステップとして、家で作業が出来たら良いなと思い勉強になりました」

「このあと、聴いたお話を他の人たちにも共有していきます」

「実際に今、働いているおじいちゃんたちは和気あいあいと作業をやっていて、自分たちが手掛けた椿の葉が商品となり、一流のホテルとかで使われることに誇りを持っています」

「実家がりんご農家を営んでいますが、りんごを栽培するうえで出る、廃棄物の処理に困っていて、どこに相談すればいいのか、そういう機会がないのです」

これらのお話に、鈴木さんは丁寧に受け答えをしながら、「お困りごとはぜひ朝日のあたる家へお声掛けください」と笑顔で答えていました。

講演を聞いて…

講演を聴いた感想を、住田町から参加したおふたりに伺いました。

「私は社協で地域福祉の担当をしているのですが、ご高齢の方や、生きづらさを感じて仕事をするのが難しい方の、受け入れ先になってもらえたら良いなと感じました。自分たちが、就労支援すべてを立ち上げるのは難しいので、繋いでくれるのはとてもありがたくて。さっそく戻ったら皆さんに紹介したいと思います」

「仕事のことはもちろんなのですが、今年還暦の私は自分の老後のためにも、参加したいと思って来ました。夫を介護する時も、1人は嫌なのでみんなで働きながら介護出来たら良いし、お友達とやったら寂しくないよね」

とこれからに活かしていきたい意気込みを感じました。

インタビューにこころよく応じていただき、ありがとうございました!

最後に……

講演を通して、どのような状況の人でも、物であっても、取りこぼしたくない鈴木さんの想いがあるように感じました。この活動が広がり、笑顔の輪も広がる気仙になることを期待しています。

取材・文 熊谷美里

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