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2月14日バレンタインの日に開催された「みんなでごはん」。今回は、タカタアグリコンソーシアムのメンバーでもある、「合同会社 Hs farm(以下、Hs farm)」とのコラボ企画が実現しました。
月1のお楽しみイベント「みんなでごはん」
陸前高田市でイチゴの生産・販売を行うHs farmの代表、千葉勝久さんは、「たくさんの人が集まって、わいわいとみんなで会話しながら食事を楽しめるのは、とても良い場所ですね」と、会場の賑わいぶりに驚いている様子でした。
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10:30からスタートした調理は職員の他、参加者の方もお手伝いします。
普段から何十年と料理をしてきたベテランのみなさんは、食材を切るのも、盛り付けをするのも、とても手際がよく、あっという間にテーブルにお皿が並びます。
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【本日のメニュー】
・栗ぶかし
・けんちん汁
・ひじきの煮物
・漬物
・デザート(Hs farmのイチゴ入り)
みんなでごはんのメニューは毎回、栄養のバランス、旬の食材、見た目の彩りなど、こだわりがつまっています。調理を担当する畠山さんは、毎回楽しみに来てくれる人たちのことを思い浮かべながら、メニューを考えるそうです。
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はじめて参加したという人は、「こんなのをやっているというのは、知ってはいたんだけどね。今日はお友だちに誘われたから来てみました。みんなでおしゃべりもできるから、楽しいね」
みんなでごはんの他に、朝日のあたる家で開催されている「100歳体操」や「アップルカフェ」にも参加しているという人は、「ここに来るとみんなから元気がもらえるの。毎回ごはんもおいしいから、ついつい食べてしまうのよ」
毎月1回開催される「みんなでごはん」に参加している人たちは、おいしいごはんが食べられるのはもちろんのこと、いろんな人とおしゃべりができることも、楽しみのひとつになっているようです。
真っ赤なイチゴにみんな笑顔
今回のイベントで行われたコラボ企画は、Hs farmさんの「イチゴの販売会」。
千葉さんが育てるイチゴは、味や硬さなど、全てに関してバランスが良いとされている「紅ほっぺ」です。通常、1房に7果で育てられていますが、千葉さんは摘果をして1房に5果で育てているので、大きなイチゴとなります。
販売会は大盛況!!
「どこのハウスで作っているの?」
「真っ赤で、大きなイチゴね~」
など、みなさんからの質問や感想が飛び交っていました。
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千葉さんは、「このようなイベントに呼んでもらえたことで、地域の方にHs farmのことを知ってもらえたので嬉しいですね。また、機会がありましたら、ぜひ参加できればと思います」と笑顔で話してくれました。
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Hs farmさんのイチゴは、1棟約40a(アール)の広々としたハウスで栽培されています。
「新鮮なイチゴを味わってもらいたい」という思いからハウスで試食もでき、収穫されたイチゴは、市内近隣のスーパーや直売所で主に販売されています。
「陸前高田市では、ありがたいことにHs farmの認知度が高くなってきています。2022年には、大船渡市や釜石市のスーパーでも販売がスタートしました。まずは、たくさんの人に知ってもらうことですね」
千葉さんは、イチゴの生産・販売だけでなく、高校生によるイチゴのパック詰めの職場体験も受け入れています。毎年開催される高校の文化際では、Hs farmさんのイチゴを使って、生徒がイチゴジャムの製造と販売を行っているそうです。
「まだまだいろんな可能性を秘めている若い人たちには、ぜひ、たくさんチャレンジしてほしい!!と思いますね」
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想いをもって活動する農家さんのもとで育った野菜や果物には、たくさんの愛情が注がれています。
これからも、「みんなでごはん」のイベントを通して、農家さんや食材にスポットをあててお届けしていきたいと思います。
取材・文 吉田ルミ子