産福連携



実績


朝日のあたる家「ウィンドスピナー」ワークショップ事前準備レポート

竹で作るオブジェ「ウインドスピナー」ワークショップ〜準備活動編〜


朝日のあたる家では、9月26日に開催予定の第2回の竹細工ワークショップの準備が着々と進められています。

次回は「ウィンドスピナー」作りです。
準備作業に協力いただいているのは、朝日のあたる家の利用者さんたち。その準備作業の様子をお届けしたいと思います。

ウインドスピナーとは?

ウィンドスピナーとは、風を受けてくるくると回る吊るし型のオブジェのこと。下に風鈴のような音の鳴る飾りを付けると、風でらせん状にまわる動きと、爽やかな音も楽しむことができます。

力の要るトゲ取り作業

ウィンドスピナーに使われる竹は、市内の放置竹林で伐採された竹です。
朝日のあたる家の職員が事前に、10センチ×2センチのサイズに竹をカットしました。
ですが、切りっぱなしの竹の断面にはささくれやギザギザが残っているため、ワークショップ参加者が安全に作業できるよう、竹の断面や側面をヤスリで滑らかにする必要があります。

この日、頑張っているのは男性ボランティア3名と朝日のあたる家スタッフの地野さん。
意外と、この削る作業は力のいる作業なのだそうです。

手袋の指先に空いた穴に、ありがたみを感じます

作業への想いをお聞きしました!

準備作業に参加した男性は、なんと今回で4日目の作業とのこと。
作業にあたっての想いを伺いました。
「竹の断面のささくれが手に刺さると危ないでしょ。だから、みんなが安全に作業できるように、ちゃんとなめらかになるまで仕上げるね。ワークショップ当日も参加する予定です。毎回、作るものが違うから楽しみだね」と教えてくれました。

ヤスリがけは、作品を美しく仕上げるための大事な工程です。

別の男性は、前回の「竹灯りワークショップ」の当日には参加しましたが、準備には参加できなかったのだそうです。準備段階から携わることに意義を感じているそうです。
「ワークショップの当日だけ来て、部品を渡されて作るだけだと、作業の全体像が分からないでしょ。準備から手伝えば、工程がよく分かるし、作り方を覚えられる。いずれは自分でも作れるようになって、誰かが、おれの作ったものを見て『私にも作ってほしい!』って言われたら、作ってプレゼントもできるでしょ」と意欲を見せていました。

新しいスタッフのご紹介

古藤瑠那(ことうるな)さんです!
この日が入職から4日目というピカピカの新メンバーの古藤さん。
大阪出身で、5年前に陸前高田へ移住されました。

大阪では、障がい者支援施設などで働き、移住後はデイサービスやグループホームで働いていましたが、コーディネーターの鈴木さんから朝日のあたる家の活動について伺い、興味を持ち、朝日のあたる家で働くことを決めたそうです。
古藤さんは今は、草刈りや椿の枝採取、竹ワークショップの下準備など、さまざまな業務を覚えているところ。

「入職してまだ間もないので分からないことだらけですね。外作業や力仕事も多いですが、すごく楽しく働いています。職員さんたちもみなさん楽しい人たちばかりですね。26日のワークショップでは、たくさんの方と一緒に作業を楽しめるといいなと、今から楽しみです」と笑顔で語ってくれました。

古藤さんとともに農福連携を盛り上げます!

古藤さんも楽しみにしているという、次回のウィンドスピナーのワークショップは、募集後すぐに定員を超えて予約も埋まる、大人気のワークショップです。今後も続くワークショップ、参加ご希望の方はお早めにお申し込みくださいね。

取材・文 板林 恵

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