朝日のあたる家「ウインドスピナー」ワークショップ開催レポート
竹で作るオブジェ「ウインドスピナー」ワークショップ〜開催当日編〜
9月26日(木)、朝日のあたる家で第2回目となる竹細工ワークショップ「ウインドスピナー作り」が開催されました。その様子をお届けします!
今回の参加申し込みはなんと30名超え!
参加は市内だけでなく、市外からもあり、元気な80代の方や、障がいのある方など、さまざまな年代や背景の方々が集まりました。
第2回ワークショップ「ウインドスピナー」
ウインドスピナーは風を受けてくるくると回る、吊るし型のオブジェです。
下に風鈴のような音の鳴る飾りを付けると、動きとともに、清涼感のある音も楽しむことができます。
今回のワークショップでは、ウインドスピナーとその下につける竹飾りも手作りしました。
開催日:2024年9月26日(木)
会場:朝日のあたる家
参加者:陸前高田市民25名、市外2名、関係者7名 合計34名
助成:令和6年度 陸前高田市「心の復興交流事業」
ウインドスピナーの竹パーツの準備には、朝日のあたる家の利用者さんや市民の方々が協力してくれました。事前準備の様子もご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!
自然に会話が生まれるワークショップ
制作については、10cm×2cm角のパーツの中央にドリルで穴を開けます。
次に、空いた穴に針金を通してペンチでくくって固定します。
ウインドスピナーの下に付ける竹飾りも作ります。
針金を通したら、それぞれの竹パーツをらせん状に整えます。
朝日のあたる家の手芸の先生である、お2人も苦戦中。
「力が要るから難しいね。手芸とはやっぱり違う」と苦戦しながらも着実に仕上げていました。
竹と格闘すること1時間。
「できたよ〜。はい、写してちょーだい!」と、完成報告が聞こえてきました。
完成した作品を扇風機にかざしてみると、風を受けて回る様子に歓喜の声が。
「まわった」「よかったね」と、お互いの作品を褒め合うと、みなさんの表情が緩んでいきます。
工具の貸し借りも、コミュニケーションになる
ワークショップ開催の時に使用するドリルやハサミなどは人数分ちょうどには、用意しかねるものです。
だからこそ、ドリルを使い終わった人が「次、使う人いる?」と声をかけたり、ハサミを探している人に「ここにあるよ」と教え合う場面がありました。
困っている人には「大丈夫?」と声をかけたり、「上手だね」と褒め合ったりする姿も。
作業が分からなくても、それが交流の一つに。
「この穴の大きさでいい?」や「ひもの長さはどのくらいがいい?」と、質問し合うことで、ものづくりにとどまらない温かな助け合いの場になっています。
ものづくりを通して自然と会話が生まれ、そして回数を重ねることで、コミュニティが形成されています。
朝日のあたる家が目指す
「人々の支え合いや生きがいを持って暮らせる拠点」や
「他分野をつなぎ、多様な参加を促す地域の実践モデル」を実現しているワークショップです。
次回のワークショップは10月24日(木)
朝日のあたる家では、伐採や竹を竹パウダーにして活用する循環型農業、竹細工のワークショップなど、竹を循環させる取り組みをしています。
竹のワークショップは、その循環のひとつとして開催されているものです。
次回のワークショップは、竹を使った熊手(1メートルほどの竹ぼうき)作りです。
秋も深まる落ち葉の季節にぴったりな実用的なアイテムを作るのは、ありがたい企画ですね!
開催時間は
①9:30〜11:30
②13:00〜15:00
こちらのワークショップは当初は午後のみの開催予定でしたが、すでに大人気の企画となっており、予約多数のため午前の部を追加したそうです!
興味のある方は、ぜひお早めにお申し込みくださいね。
取材・文 板林 恵