農福連携進捗


北限のゆず研究会×作業所きらり

北限のゆず選果実績報告


北限のゆず 過去最高の収量達成

10月末から始まった北限のゆずの選果作業が12月をもって無事終了しました。
収量は昨年の5トンを遥かに超えて
なんと12トンの収穫量でした。(過去最高を記録)
▶️東海新報デジタル「北限のゆず収量過去最高に」

ゆずは豊作と不作を交互に繰り返すと言われており
近年の終了と比較してみても
2023年 12トン
2022年 5.3トン
2021年 10.5トン
2020年 2.6トン
と、隔年の影響が見られます。

陸前高田市では200年以上前からの栽培の歴史があり
今では生産の北限とされていいます。
北限のゆずのさらなる飛躍やブランド化、収量安定化を見据える上では
収穫連携や選果や搾汁の連携などが求められるところです。

2022年から農福連携において、ゆずの選果連携を始め
今年度は「就労継続支援B型事業所 作業所きらり」さんに支えていただきました。
▶️ゆずの選果作業を通した農福連携(←昨年の様子の記事はこちら)

選果作業の様子
選果したゆずは規格ごとに整理して加工用と冷蔵保存用へ

作業時間は基本的には午前中2時間と午後2時間
多い時では1日に1トンも選果していただきました。
コンテナにすると約50〜60ケースになります。
選果を覚えたての方で1時間に3ケースほどですので
きらりさんの作業効率や集中度が伺い知れるかと思います。
そして今シーズンの12トン中11.8トンは全て
作業所きらりさんが選別してくださいました。

また、ただ選別するのではなく
①持ち込みや収穫の生産者ごとに選別
②規格は全部で6つ
 ・S品   生果で販売
 ・A品   生果で販売
 ・B品の上 加工品 搾汁して皮が使える
 ・B品の下 加工品 搾汁するが皮は使えない
 ・C品   小さい規格
 ・規格外  傷、痛み、着色不良、形成不良
③各規格を計量して生産者ごとに記載して控える
④冷蔵庫へ保管及び規格ごとに整理
の一連の行程があり、この全てをきらりさんのお任せできたことも
今シーズンの12トン収量達成に繋がったことと思います。

収穫サポーターや収穫の様子もクローズアップされますが
影の功労者は間違いなく選別作業をしてくださった作業所きらりさんのおかげです。
(さらに、搾汁加工で連携しているあすなろホームさんのおかげでもあります)
作業所きらりさん、農福連携ありがとうございました!!

(文:鈴木 拓)

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- 作業日数 24日間
- 総作業時間 78時間(1日あたり2〜4時間)
- 参加延べ人数 82名
- 障がいのある方の参加 10名
- 委託費合計 177,024円

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